実は一番お得!?我が家が「あえて」電気ヒーター式衣類乾燥機を愛用している理由

家電

雨の日の洗濯物や、部屋干し派の人に間違いなく救世主となる家電といえば衣類乾燥機だと思います。最近では、ドラム式洗濯機の多くに衣類乾燥機能がついているため、そちらと迷っている方も多いのではないでしょうか。

我が家では、「あえて」縦型式洗濯機+電気式衣類乾燥機という組み合わせにしています。その理由について書こうと思います。

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衣類乾燥機を別で買う理由

ここでは洗濯機とは別についている衣類乾燥機を対象にしています。このような乾燥機能だけの衣類乾燥機をおすすめしたいのはこんな方ではないでしょうか。

  • すでに乾燥機能のついていない洗濯機があり洗濯機能には満足している
  • 1日に何回も洗濯をする
  • タオル生地が好きでふわふわにしたい
  • 絶対に生乾き臭をさせたくない

衣類乾燥機の種類

電気ヒーター式

ヒーターを温めその熱で衣類を乾燥させるタイプになります。ガス式と同様比較的高温で乾燥するためタオルがふわふわになるなど、洗濯物の仕上がりがかなり良くなります。

工事が不要で、賃貸やマンションなどどこでも設置できます。

初期費用が最も少なく済みますが、光熱費は若干高めになる傾向があります。一回の乾燥時間はだいたい1時間半〜2時間半

ガス式

いわゆるリンナイ製の幹太くんと呼ばれるシリーズです。乾燥にかかる時間がとても短く、コインランドリーにある業務用の乾燥機のようにふわふわになります。

ただしガス栓が近くにないと設置できず、壁に穴を開け排気用のダクトを外に出してやる必要があるため、本体代とは別に工事費が多くかかります

一回の乾燥時間はだいたい1時間〜1時間半です。

ヒートポンプ式

ドラム式洗濯機についているのがこのヒートポンプ式になります。ヒートポンプとはエアコンと同じような仕組みで熱交換によって乾燥をするため、熱効率がよく電気代が抑えられるという特徴があります。

また、乾燥する際の温度が低く衣服を若干痛めにくいという特徴がありますが、その分温度が低いことから生乾きになる可能性が高まります。

洗濯機自体が大型のものも多いことから機種によっては置く場所を確保する必要があります。

実は意外とかからない?本体代金も含めた費用の比較

衣類乾燥機の光熱費の計算に関するブログをよく見かけるのですが、本体価格や、電力会社のオール電化プランを考慮した比較が意外と少ないので実際に比較をしてみました。

ざっくりの計算ですので、あくまで目安にしてください。

条件としては、

  • 電気ヒーター式の方は本体価格を6.5万円で計算
  • ヒートポンプ式の方はドラム式の洗濯乾燥機に一体化されているので明確な金額はものによりますが、あくまで便宜的に洗濯機+10万円として考えてみます。
  • ガス式のものについては、幹太くんの公式ホームページや色々なブログでまとめられている参考金額(特に工事費用など)を目安に算出しました。
  • 電気料金については九州電力の通常の電気料金プランとオール電化用のプランとして「電化でナイトセレクト」の夜間料金を参考にしています。

その上で、10年間毎日使用した場合の本体代+光熱費を計算してみた結果が以下のようになります。

結論から言うと、光熱費が一番安いのはヒートポンプ式になりますが、本体価格も含めると、電気ヒーター式もヒートポンプ式もあまり変わらないことがわかります。また、夜間のオール電化プランにして、夜間のみ回して運用するとさらに双方お得に使えることがわかります。

また、ガス式については、都市ガスの場合はヒートポンプの昼間料金と同じくらいの光熱費になります。しかし、そもそもの本体料金や、工事費が高くトータルコストではかなり割高な印象を受けます。オール電化の夜間料金が使えないのも割高になる要因になっていると感じます。その分、やはり運転時間が短くて済むのがメリットではないでしょうか。

電気ヒーター式
(通常)
電気ヒーター式
(夜間)
ガス式
(プロパン)
ガス式
(都市ガス)
ヒートポンプ式
(通常)
ヒートポンプ式
(夜間)
本体価格
(参考)
¥65,000¥65,000¥170,000¥170,000¥100,000¥100,000
工事費
(参考)
¥0¥0¥80,000¥80,000¥0¥0
運転時間2時間半2時間半50分50分2時間半2時間半
電気料金23kW/h
として計算
オール電化用の
夜間料金
13kW/h
として計算
23kW/h
として計算
オール電化用の
夜間料金
13kW/h
として計算
消費電力1200W1200W890W890W
光熱費
(1回あたり)
¥69¥39¥71¥50¥51¥29
1ヶ月あたり
(1日1回)
¥2,070¥1,170¥2,130¥1,500¥1,535¥868
1年あたり¥24,840¥14,040¥25,560¥18,000¥18,423¥10,413
10年あたり¥248,400¥140,400¥255,600¥180,000¥184,230¥104,130
10年間使用後の
トータルコスト
¥313,400¥205,400¥505,600¥430,000¥284,230¥204,130
備考1kWあたり
23円で計算
オール電化で
夜間プラン
1kWあたり
13円とした場合
幹太くんの
公式サイト、
紹介ブログを
参考に算出
幹太くんの
公式サイト、
紹介ブログを
参考に算出
ドラム式洗濯機と
一体型になる
場合が多いので
便宜的に本体
価格を10万円
程度にしています。
オール電化で
夜間プラン
1kWあたり
13円とした
場合

トータルコストで見ると、本体代が安いヒーター式の電気衣類乾燥機はヒートポンプ式の乾燥機と同じくらいお得なことがわかりますね。

我が家ではだいたい1日1回夜間に限って回していますが、使用し始めて計算通りだいたい一ヶ月1000円ちょっとの電気代という感じになっています。

電気ヒーター式の衣類乾燥機を使用している感想

実際に我が家で縦型式洗濯機+電気式衣類乾燥機で使用している感想をまとめます。

使用してよかったこと

やはり一番は、家事の手間が省けるところです。基本的にタオルや、部屋着などは洗濯が終わったら衣類乾燥機に入れていますが、それを毎回干す手間を考えるともう元には戻れません、、、。

また、乾燥後の仕上がりが全然違います。タオルの厚みが普通に干した後より2倍ぐらいに膨れ上がります笑。本当にふかふかになります。

そして仕上がった後の洗濯物の匂いが本当にいいです。柔軟剤の匂いが残りつつ生乾き臭が全くしません!実家のドラム式の乾燥機だとたまに生臭かったのを覚えていますが、いままで一度も生乾き臭がしたことはありません!

我が家ではトータルコストが安く、乾燥後の仕上がりがとても良いことから電気式衣類乾燥機一択となっています。

ドラム式乾燥機のかっこいい見た目には憧れ、何度か変えるタイミングはあったのですが、電気式衣類乾燥機の仕上がりに満足感がありすぎて、ずっと使い続けています。

注意すべき点

衣服の素材によってはかなり縮みます。乾燥機をつかうと当然なのですが、熱を加えるので服の劣化が早くなる傾向にはあると思います。

なので、外に着ていく服などは基本的に部屋干しで乾燥させています。

おすすめ衣類乾燥機3選

おすすめの衣類乾燥機3選を紹介します。

日立 衣類乾燥機6.0kg DE-N60WV-W

エアハッチがついており、衣類に合わせて乾燥方式が選べます。熱に弱いデリケートな衣類の乾燥にはヒーターを使わない「風乾燥」機能があります。また、乾燥終了後取り出すまで、約5分ごとに送風運転を行い、シワを防いで衣類のふんわり感を出してくれるため、とても仕上がりが良く保たれます。

東芝 衣類乾燥機6.0kg ED-608-W

花粉フィルターを搭載しており、繊維の奥に入った花粉も除去してくれます。また、ターボ乾燥
ヒーターのパワーと風量アップで乾燥時間を短縮してくれます。

パナソニック 衣類乾燥機6.0kg NH-D603-W

ヒーターと吹き出し口をそれぞれ2カ所備えており、大風量の温風を衣類全体に当てることで、ふんわりスピーディに仕上げます。ドアの開閉方向を変更することが可能なので、引越しのときも安心です。

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