ソニーのノイズキャンセリングイヤホンの最高峰WF-1000XM4を6ヶ月間使ってみて、良い点、悪い点について正直にレビューしたいと思います。
ちなみに、その中でも「アダプティブサウンドコントロール」という機能がすごいんです。
筆者がこのイヤホンを衝動買いしてしまった理由
このイヤホンに出会う前はAnkerの「Soundcore Liberty Air 2」というコストパフォーマンス重視のイヤホンを使っていました。
イヤホンは壊れやすいイメージがあって、有線のころから今まで高いイヤホンを買うのは控えてましたが、通勤時によく使用することを考えた時に、ノイズキャンセリング(電車移動時)と外音取り込み(徒歩)が両方最高性能で使える機種ということでポチってしまいました。
ソニーのWF-1000XM4とは
まずはソニーのWF-10000XM4の概要について紹介します。
○ヘッドホン部 | |
---|---|
型式 | 密閉, ダイナミック |
ドライバーユニット | 6 mm |
マグネット | 高磁力ネオジウムマグネット |
質量 *2 | 約7.3 g x2 |
ヘッドホン部(その他) | |
電源 | Li-ion |
充電時間 | 約1.5時間 |
充電方法 | USB充電(ケース使用)、ワイヤレス充電(ケース使用) |
電池持続時間(連続音声再生時間) | 最大8時間(NCオン) / 最大12時間(NCオフ) |
電池持続時間(連続通話時間) | 最大5.5時間(NCオン) / 最大6.0時間(NCオフ) |
○マイクロホン部 | |
型式 | MEMS |
指向特性 | 全指向性 |
○付属品 | |
USBケーブル | USB Type-C™ cable |
○Bluetooth | |
通信方式 | Bluetooth標準規格 Ver.5.2 |
出力 | Bluetooth標準規格 Power Class 1 |
最大通信距離 | 10m |
使用周波数帯域 | 2.4GHz帯(2.4000GHz-2.4835GHz) |
対応Bluetoothプロファイル *3 | A2DP, AVRCP, HFP, HSP |
対応コーデック *4 | SBC, AAC, LDAC |
対応コンテンツ保護 | SCMS-T |
伝送帯域(A2DP) | 20Hz-20,000Hz(44.1kHz sampling) 20Hz-40,000Hz(LDAC 96kHz sampling 990kbps) |
特徴
その特徴は何と言っても業界最高位クラスのノイズキャンセリング機能となっています。
もはや色々なサイトに紹介されていますが、ノイズキャンセリング機能は本当にすごい。言わずもがなすごい。Apple社のAirPodsがそうですが、密閉型で、外音取り込みと、ノイズキャンセリングを切り替えて使うことができます。
ノイズキャンセルにするとほぼ無音の空間になります。。。
大げさだと思う人もいるかもしれませんが、ぜひ家電量販店で試して欲しいです。
音楽を流さない状態で、外音取り込み→ノイズキャンセリングとすると感動します。。。。。
外観
○上から
○背面
○底面
実際にかなり使い込んでいるので年季が入ってきてますね・・・・。
○開けるとこんな感じになってます。
良い点
それでは良い点と少し残念な点について記載します。
ノイズキャンセリング機能&外音取り込み
何と言ってもノイズキャンセリング機能です。専用のソニーのアプリを使ってノイズキャンセリングや、外音取り込みの程度を調整できます。
○オフ
○外音取り込み
外音取り込みは20段階で外音の大きさを調整することができます。また、ノイズの中でも人の声だけを取り入れるボイスフォーカスという機能があります。
○ノイズキャンセリング
あらゆるノイズをキャンセルして無音にしてくれます笑
また電池を消費するようですが、自動風ノイズ低減機能もあります。走るや風が強い日などに風を切る際の音などを低減してくれます。
音質
ソニーの最高位モデルらしくとても優等生的な音に仕上がっています。ポップスやジャズ、クラシックを問わずそつなく高音質な音で鳴らしてくれます。
イコライザ機能もありますが、使わなくてもバランスが良いいと思います。
アダプティブサウンドコントロール
使ってみてとても便利な機能なのが、この「アダプティブサウンドコントロール」という機能。イヤホンをしている人の行動や、いる場所を記憶して、外音コントロールを調整してくれます。
私の場合は、通勤で歩いて駅に向かい電車で職場まで移動するため、
○止まっている時
→ノイズキャンセリング
○歩いている時
→車が来ているのに気づけるように外音取り込みMAX
○電車
→雑音を抑制しつつアナウンスがギリギリ聞こえるぐらいの設定
といったように使い分けています。
これにより移動にあわせて勝手に最適な外音コントロールができるため非常に快適に通勤できています。
※モード切替時に通知音がなる設定がありますが”オフ”がオススメ!
○止まっている時
○歩いている時
○走っている時
○電車に乗っている時
少し残念な点
全体的に大満足なんですが、使っていて少し残念な点は3点ほど。
マルチペアリングではない。
本機種はマルチペアリングではないため、機器を切り替える際いちいちBluetoothのメニューから接続しなくてはいけません。
毎回スマホから使う分には問題ないですが、最近のテレワークなどの際にWeb会議のヘッドセットとして使うなど、いろんな端末に繋げて使う場合は少し不便かもしれません。
Jabraのようなマルチペアリングができる機種から乗り換える場合は少し不満に感じるポイントかもしれません。
高い音(?)に弱い?
使ったことがある方はわかるかもしれませんが、機械音のような高い音がなった際に音が途切れる瞬間があります。電車の到着のサイレンなど。。。。すこし改善して欲しい点ですが、支障になる程ではないです。
風に弱い
風の音をキャンセルする機能がついているはいるのですが、やはりノイズキャンセルのイヤホンの宿命でしょうか。風がふいているとどうしても雑音がかなり入ってきます。
まとめ
以上、良い点と少し残念な点をまとめました。
トータルでいうと、私が使ってきたガジェットの中でもトップレベルの完成度を誇る製品だと思います。買ってよかったと思える商品でした。
特に、アダプティブサウンドコントロール機能は個人的には最初使い所がわからなかったのですが、使ってみると革命的でした。
ソフト面でもハード面でもクオリティが高く6ヶ月経っても全然満足です!
一部残念な点はきっとそのうちソニーさんが技術力で解決してくれると信じています。。。