簿記3級は通勤のスキマ時間だけで受かる!「理系こそ勉強すべき」スマホで本当に役立つ効率的な勉強法とは。

資格

私は普段、インフラ系の会社で働いておりいわゆる理系の仕事をしています。当時は残業80時間以上をコンスタントにしていましたが、2ヶ月間通勤中のスキマ時間だけで昨年簿記3級を取得しました。

隙間時間での勉強方法や、理系でもとってよかった点をまとめようと思います。

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簿記3級とは

簿記とは、会社やお店などでお金の流れを帳簿につけるルールのようなものです。会計に関する知識は「ビジネスの共通語」とも言われ、社会の中で会計をしていない会社はありません。

簿記は一般的な会社がキャッシュフローを整理するのに決まっているルールみたいなものです。いわゆる決算とはそのルールに則って会社の業績を発表する行為ということになります。

簿記3級とはその中でも簿記の基礎中の基礎の部分です。位置付けとしては、街の焦点を経営する程度とされていますが、通常の会社でも知識があるのとないのでは全然違いがあります。

試験場所

試験は各市区町村の商工会議所、もしくはオンラインの試験場で確認できます。

具体的には下記のリンクから、開催場所を確認してください。

日本商工会議所HP

受験料

2,850円(税込)

試験日程

筆記形式の場合は、6月、11月、2月の年3回試験日があります。

一方オンライン形式の試験だと好きな時間試験を受験できるようです。

合格率

平均の合格率は40%〜50%と言われてます。

意外と半分というと難しいように感じるかもしれませんが、しっかりとスキマ時間を活用することで比較的簡単に合格が可能と思います。

なぜ受験しようと思ったか

私は、普段インフラ系の会社のサラリーマンとして働いています。学生時代は、理系だったので、(私の場合は土木工学専攻でした)何も考えずに、専門分野だけを勉強して、会社に入ってもその専門分野だけをするものと思っていました。

しかし社会に出ると、会社では当たり前のように、工事や委託業務を契約したり、会計伝票を切ったりいわゆる「文系」の業務をしなくてはなりません。

そんな時「理系」の我々は、それを会社の基準規則にしたがって淡々とやるわけです。でも、「なぜ借方、貸方というのか」とか「建設仮勘定ってなに?」とかそんなことは誰も教えてくれません。職場の先輩や同僚に聞いても、同じ専門分野の人たちが集まっているため、なんとなくしか実務を理解できていない人が多いのが実情だったりします。

そんな中、なんのためにこんなことをやっているのか。というのを理解するために簿記3級を勉強し始めたのが、きっかけでした。

効率的な勉強方法

簿記3級を受験した時は、繁忙期でだいたい平均月80時間程度の残業をしていました。勉強に費やせる時間は毎日の往復1時間ぐらいの通勤時間だけでした。いかに効率的に隙間時間だけで合格し、ただ受かるだけでなく本質的に理解できることを重視した勉強法を紹介します。

  • 勉強では主にスマホ、もしくはタブレットをメインで使いました。

テキスト、ノート、ペンという組み合わせだと、やはり隙間時間には制限受けてしまいます。電車の中で座れなかったらテキストやノートは難しいかもしれません。しかしスマホであればどこででも勉強できます。

  • 勉強の目的は資格ではなく、簿記3級の知識を理解すること。

冒頭でも書きましたが、いわゆる理系サラリーマンの場合、実務では会社のマニュアルに沿って会計処理を淡々とこなせばなんとかなったりします。簿記は専門分野の資格とは違い、実務上不必要な人も中には多いと思います。

だからこそ、プラスαで、本質的に理解して会社にとっての意味や、経営にどんな意味があるかという理解を深めるために勉強すると思っています。本質的に理解することが大事だと私は考えています。

では具体的な勉強方法を記載します。簿記3級の勉強は大きく下記の3つがメインとなります。

ポイント
  • 内容の理解
  • 仕分練習
  • 試験問題の対策

以下のアプリや書籍は効率的かつ、内容を本質的に理解できるようなものを選んでいます。

内容の理解

まず、「貸方、借方とは?」とか、「貸借対照表とは?」など基礎的な内容をさらっと学ぶ必要があります。できるだけわかりやすく、かつ経理部門の実務に近い内容が記載されているオススメのテキストを紹介します。

  • ホントにゼロからの簿記3級 『ふくしままさゆきのホントに』シリーズ Kindle版

このテキストはアマゾンプライムもしくはアマゾンkindle unlimited会員であれば無料で読むことができます。(アマゾンプライム自体、色々な特典があるためもともと私はヘビーユーザーでした。)※購入したとしても100円程度です。

また、テキストの中に内容の説明動画のURLが参照してあり、Youtubeから、音声と動画で説明を聞くことができます。著者も言っている通り、内容を理解するためにかなり詳しく内容を説明してあります。

仕分け練習

内容を理解したら、仕分けの練習をして慣れる必要があります。簿記3級の勉強時間のほとんどがこの仕分け練習だと思ってください。

試験を受けることを想定すると、最終的には仕分け練習は紙とペンですることが望ましいのですが、移動時間に紙とペンで練習することは厳しいと思います。

私はほとんどの仕分けの練習をアプリで行いました。

  • パブロフ簿記3級
パブロフ簿記3級
パブロフ簿記3級
開発元:yudai yoseda
¥730
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流れとしてはテキストである程度内容把握→アプリで仕分けの練習→次の章というふうに進めました。

アプリは間違った問題を記憶してくれるので、自分が間違った問題を何度も重点的に練習できます。

本番では時間制限があるので、仕分け練習はスキマ時間を無駄なく使って練習してください。

試験問題の対策

仕分けがすらすらできるようになったら試験の対策をします。試験問題は基本的なら仕分けに基づいて解いていきますが、下記の試験の定番の問題に慣れておく必要があります。試験前の1〜3日で下の問題集を解いておくのをお勧めします。

  • 簿記教科書 パブロフ流でみんな合格 日商簿記3級 総仕上げ問題集 2022年度版 単行本(ソフトカバー)

理系社員でも簿記を勉強してよかったこと

簿記を勉強してよかったと思えるのは以下のようなことでした。

  • 決算のたびに来る集約がなんのためにやっているかわかる。
  • 勘定科目や、貸方、借方といった会計用語が本質的に何を意味しているかわかる。
  • 貸借対照表や、損益計算書といった会社の経営情報を理解できる。

今になって思うと、会社で一社員として働いている以上必須の知識な気がします。理系の社員の方には特にオススメの資格だと思います。

興味がある方は受験してみてください。

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